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    シャオレンSS 1

    「ただいま」

     その言葉に返事はなかった。しかし疑問に思うことはない、相手が自分のベッドに身を沈めているのが見えたからだ。
     愛しい彼の名を呼ぼうと、口を開きかけてつぐんだ。それを声に出す資格なんて無い。
     ベッドの脇にしゃがんで、彼を覗きこむと、影を映す長い睫毛に見とれてしまった。
     彼はいつもこうなのだ。壊れてしまうほどに強く、美しい。
     突然、不安になって、彼の手を取った。手首に残る、痛々しい筋になった傷の上から、指を当てる。規則正しい振動を感じた。

    「なぁ、」

     どんなに辛くても、俺のために生きろと。自分はそう言ったのだ。罪なんて、意思は無かったんだからと、お前は割り切ることが出来ないんだろう?それでも、生きてくれているんだろう?

    「……好き」

     愛されてる、なんて。思ってしまう。辛いんだろう?苦しいんだろう?愛している、だから――楽になんてさせてやれない。

     指先にそっと、吸い付くようにキスを1つ。祈るように、すがるように。それはとても、甘かったように思う。

     ――その代わり、お前が生きていたい、死にたくないと心から言えるまで。隣に居させろ。




    ********

    ぴかりんにメールで送りつけたんですけど
    「レンが実は起きてて 好き とか聞いてればいいよね★」って おれの判断は間違ってなかった

    てなわけで続きを書いてくれたよ→こちら
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